英語を学んでいる中で、「言っているつもりなのに通じない」「なぜ聞き返されるのか分からない」という経験をされたことはありませんか?
実は、そこには“自分では気づけない音のズレ”が存在します。
この記事では、録音を活用して自分の発音の変化を可視化することが、どれほど効果的なのかを5つの視点から深掘りしていきます。
私自身の体験も交えながら、変化のプロセスとその意味を具体的にお伝えします。
1. 「通じない原因」が聞いて分かる
英語を話していて、「単語も文法も合ってるのに通じなかった」ということはありませんか?
それは、音そのものの出し方が違っていたからかもしれません。
具体例:
- 「light(光)」を「right」と発音してしまい、意味が逆になってしまった。
- 「thought」を平坦に発音しすぎて、まったく違う意味に取られてしまった。
過去の自身の課題:
発音の間違いに自分では気づきづらく、「通じない原因=語彙や文法力不足」と勘違いしやすいところに大きな壁がありました。何がズレていたのかさえ把握できず、把握していても発音できずに同じ間違いを繰り返していました。
解決策:
現在の自分の発音を録音して聴き返すと、明らかに「自分だけの英語」になっていることがわかります。録音は、自分の“ズレ”を客観的に知る最高の教材です。
アクション:
まず、スマホのボイスメモ機能を使って、「1日1フレーズ」自分の音声を録音し、聞いてみてください。次に、辞書アプリの音声でネイティブ発音と聞き比べてください。
さらに可能であれば、「できている/得意と思う発音」「できていない/苦手と思う発音」で切り分け、自分の状態を分析すると上達スピードが加速していきます。
週ごとに比較することで、改善点が明確になります。変化の兆しは、そこから始まります。
2. 英語は“口の動き”で変わると気づいた
発音がうまくいかないとき、私たちは「音そのもの」に意識を向けがちですが、実際には口の開き方や舌の動かし方がカギを握っています。
具体例:
- 「th」の音を出そうとしても、舌の位置が分からず「s」になっていた。
- 「r」の音がうまく出ないのは、口の形・中の空間・顎の状態を連動できていなかったことが原因だった。
- 息を抜かずに「p」や「t」を言っていたため、ネイティブに理解してもらえなかった。
過去の自身の課題:
「何度練習しても同じようにならない…」と感じたとき、私は“音の聞き方”ばかり変えていて、“口の使い方”は意識していませんでした。聞き取れる音をそのまま真似しているつもりでも、実際には日本語の口の動きのまま発音している人が多いです。これでは、英語独特の響きを出すことが難しくなります。
解決策:
発音記号や音声教材も大切ですが、それと同じくらい「鏡を見ながら、舌や唇がどう動いているか」を確認するのが効果的です。音の正確さを追求するには、「耳だけ」では不十分。口の形、舌の位置、息の出し方など、視覚的・体感的な練習が必要です。鏡の前での練習や録音の比較が非常に有効です。
アクション:
鏡の前で発音練習をしてみましょう。理想的な口の形を真似するだけで、音が一気に変わることがあります。1日5分でも鏡の前で練習する習慣を作りましょう。例えば、「th」「r」「l」など、日本人が苦手な音を優先的に取り上げ、見た目と感覚をセットで確認してみてください。
3. 変化は“発音だけ”じゃなかった
発音が通じるようになると、周囲の反応、自分の気持ち、そして英語を話す楽しさまでが変わっていきます。
具体例:
- 英語の商談で自信を持って話せたとき、相手の顔が明るくなった。
- 海外旅行先で店員さんに通じた瞬間、「英語って楽しい」と感じた。
- 職場での会議が、ただの業務から楽しみに変わった。
過去の自身の課題:
以前は「間違えたらどうしよう」と不安ばかりが先に立ってしまい、話すこと自体に緊張していました。英語でのコミュニケーションに対して、「どうせ通じない」「緊張してしまう」といったネガティブな思い込みが先行し、行動をためらうことが多くなっていました。
解決策:
「通じる」体験が積み重なると、不安よりも喜びが上回っていきます。その第一歩が“発音矯正”だったと気づきました。小さな「通じた体験」を積み重ねることで、自己効力感が高まり、英語への抵抗感が驚くほど減っていきます。それがさらに次の挑戦への原動力になります。
アクション:
自分の声が伝わる体験を増やすために、短いフレーズでもいいので、日常で使える英語を意識的に発音してみましょう。カフェで注文する、挨拶を交わす、オンラインで一言発言してみる…そんな小さなチャレンジを録音し、自分の成功体験として記録に残すことをおすすめします。
4. この変化は“偶然”じゃない
3ヶ月という短期間でも、正しい練習を積み重ねれば大きな変化を実感できます。それは感覚と理論の“両輪”があってこそです。
具体例:
- 毎日10分の発音練習を続けたことで、3ヶ月後にリスニングがアップ。
- フレーズごとにリズム練習を取り入れた結果、滑らかに話せるようになった。
- 発音記号を「形」として覚え直したことで、初見単語も発音できるように。
感じやすい課題:
我流の練習では伸び悩み、「もう無理かも」と思ってしまうこともあります。気まぐれな練習や、感覚頼みの学習では「偶然の成功」がまばらにある状態なので、早期の「安定した成長」にはつながりにくいです。
解決策:
順序立てて、体系的に練習することで、成長が加速します。
特に、音・動き・リズムを段階的に習得することが大切です。順序立てて「どの音を、どんな順番で、どうやって練習するか」を設計することで、ブレのない成果につながります。
第三者からサポートを得ることや体系的な教材を活用することも有効です。
アクション:
練習計画を立てて、1つずつクリアしていく。今日は「rの音」、明日は「文章での抑揚」など、テーマを絞ると効果的です。例えば今週は「rとl」、来週は「抑揚」、再来週は「母音」など、段階的に広げていくイメージで取り組むと効果的です。
週単位でテーマを決めて練習しましょう。
5. 自分の変化を実感できるサポートがあります
変化は自分ひとりでは気づきにくいものです。だからこそ、定期的に録音して「ビフォーアフター」を比較する仕組みが役立ちます。
具体例:
- 初回レッスンと1ヶ月後の音声を聞き比べて、自分でも驚くほどの変化を実感。
- 自分では変化に気づいていなかったが、録音を聴いた友人に「発音、変わったね!」と言われた。
- 定期的な録音チェックで「成長している実感」がモチベーションになる。
感じやすい課題:
コツコツと練習を続けていても、「本当に伸びているのか?」「意味があるのか?」と不安になることは誰にでもあります。自分の足跡を振り返ることが重要です。
解決策:
録音を活用すれば、その足跡=変化を“耳”で確認することができます。
特に第三者からフィードバックを得ると、主観では分からなかった気づきや成長の実感が深まります。
アクション:
もしあなたも「昔の自分と比べてみたい」と思ったら、まず1フレーズでもいいので、今の音声を録ってみてください。変化の記録が、これからの自信になります。録音した音声を保存し、日付とともにアーカイブを作りましょう。過去の音と今の音を定期的に聞き比べるだけで、あなたの努力の証がはっきりと浮かび上がります。
英語の発音は、音だけの話ではありません。あなた自身の変化、成長、そして自信を引き出すきっかけになります。録音というシンプルなツールを味方にして、「通じる英語」をあなたのものにしていきましょう。
まとめ:録音は、あなたの発音変化を“見える化”する最強ツール
英語の発音は、練習していても「本当に成長しているのか」が分かりづらい領域です。ですが、録音という手段を使うだけで、自分の変化に気づき、自信に変えることができます。
今回お伝えした5つの気づきの中で共通していたのは、「耳で聴いて気づき、口で真似して変わる」というサイクルです。これは、英語を“使える力”に変えるための非常に重要な土台です。
今日から一歩を踏み出し、未来の自信へとつなげていきましょう。
▶ あなたの“音”を一緒に見つけましょう
音の感覚を身に着けて、使える英語へと進化させていきましょう。
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