英語が話せなかったのは「才能」じゃなく「学び方」の問題だった

〜今から変わる5つの視点〜

英語を何年も勉強してきたのに、いざ話そうとすると言葉が出てこない——
そんな経験、ありませんか?

「自分には向いていないのかも」「英語の才能がないのかも」と落ち込んだことがある方も、きっと少なくないはずです。
でも、それは“能力の問題”ではなく、“学び方”のズレかもしれません。

本記事では、なぜ多くの日本人が「英語を話せない」と感じてしまうのか、そして今からどう変われるのかを、5つの視点で紐解いていきます。
これを読めば、「話せない」理由が少しずつ“ほどけて”いくかもしれません。


目次

1. 「知識」だけで「使い方」は習っていない

●英語の授業を思い出してみてください

私たちが受けてきた英語教育では、文法の解説や単語の意味を理解することに多くの時間が割かれていました。
教科書を開いて、例文を和訳して、文型を分類して…。
このように、知識をインプットする時間は圧倒的に長かったですよね。

しかしその一方で、その英語を“口に出して使う”練習は、ほとんどなかったのではないでしょうか?

●使わなければ身につかない

英語は“道具”です。
正しい構造を覚えるだけでは使いこなせません。
たとえば、自転車の構造を完璧に理解しても、乗れるようになるには練習が必要なように、言語も「使うこと」で初めて体に馴染んでいくのです。

●今からできること

単語やフレーズを「すぐに声に出しながら覚える」ことを習慣にしてみましょう。
さらに「書きながら声に出す」ことができるとぐんと記憶に定着します。


 書きながら声に出す→覚える→使いたい場面でアウトプットできる

この流れが自然になるよう少しずつでも反復して取り入れていくことが大事です。


2. 「発音」より「正解」を重視する環境だった

●思い返せば…

英語の授業で「正しい発音を意識して話しましょう」と言われた記憶は、あまりありません。
むしろ重視されていたのは「正しいスペル」「文法の正確さ」「テストでの点数」ではなかったでしょうか。

私たちはこれまで英語の知識は身に着けてきました。
振り返りが必要な部分はあるかもしれませんが、「読み・書き」の学習量のベースはあると思います。

「聞く・話す」に重点を置き、「伝わる音の出し方」が一体何なのか、これを身に着ける必要があります。

●通じる発音がなければ話せても伝わらない

たとえば、「light」と「right」の違い。
スペルの違いを知っていても、発音で区別がつかないと、会話では正確に伝わりません。

これは、「通じるための音作り」が身についていないことが原因です。
間違って聞こえてしまうのは、あなたの英語力ではなく、“音の知識”が不足しているだけなんです。

●今からできること

完璧な発音を目指す必要はありません。
まずは「伝わるために必要な音」から絞って練習してみましょう。
たとえば、「th」「r」「l」など、日本語にない音を重点的にトレーニングするだけでも、相手の反応は大きく変わります。


3. 「聞く・話す」の体験が圧倒的に不足

●英語との接点は「受け身」だった

私たちが英語に触れる機会の多くは、“聞く”“読む”のインプット中心だったと思います。
授業中は先生の話を聞き、教科書を読み、和訳をして、テストに備える——
そんな受け身のスタイルが基本でした。

でも、実際のコミュニケーションは“話す・聞き返す・反応する”というアウトプット中心です。
だから、いざ会話となると反射的に言葉が出ず、頭が真っ白になってしまうのです。

●話せないのは“慣れていない”だけ

英語が話せないのは、「能力が足りない」からではありません。
単に「口を使う経験」が少なかっただけなんです。

筋トレと同じで、英語の“口の筋肉”も使わなければ育ちません。
話す練習をしてこなかったなら、話せないのは当たり前です。

●今からできること

英語を「音で処理する」時間を毎日に少しずつ取り入れてみましょう。
YouTubeの英語動画を見てシャドーイングしたり、スマホの音声認識に向かって短い文を話してみるだけでも、使う筋肉が動き始めます。


4. 間違いを避けるクセがブレーキになる

●「間違えないこと」が正義だった

日本の教育現場では、「間違えないこと」に強い価値が置かれてきました。
発表で間違えると笑われたり、恥ずかしい思いをした経験から、「英語を話す=失敗が怖い」という意識を持っている人も多いはずです。

その結果、英語を話す場面では、つい慎重になりすぎてしまう。
「正しく言える自信がないから、黙ってしまう」という現象が起こります。

●でも、英語は“間違えて上達するもの”

実際、ネイティブの子どもたちも、たくさん間違えながら英語を覚えていきます。
伝えたい気持ちがあるから話す、間違えても訂正されて覚える。
このサイクルこそ、言語習得には欠かせないステップです。

大人であっても、間違えることを前提に練習するほうが、習得スピードは早いのです。

●今からできること

「完璧じゃなくても、まずは伝えてみる」ことを自分に許してみましょう。
最初は片言でもいい。
“言ってみる→通じる/通じない→修正する/なぜ通じないか原因を考えてみる”を繰り返すことで、発音も表現力も自然と磨かれていきます。


5. 今こそ「通じる感覚」を身につけるチャンス

●話せない理由は“方向のズレ”

多くの人が、「英語を話せない自分」に劣等感を抱いています。
でも実際には、「話せない」のではなく、「話す練習をしてこなかった」だけなんです。
英語を話す機会がない/必要がない環境にいる場合は、練習すること自体がハードルです。

英語習得を目指す方向を、「テストに正解するため」から“通じる英語”のために変えていきましょう。

●今からでも遅くない

英語は筋トレと同じで、始めたときが“最も早い”タイミングです。
練習の方向さえ変えれば、驚くほどのスピードで変化が訪れます。

実際、発音やリズムの基礎を整えたことで、「初めて英語が通じた」「外国人との会話が楽しくなった」という声も数多く聞きます。

●今からできること

通じる英語を目指すなら、「発音」「リズム」「伝わる音の作り方」から始めましょう。
知識の復習ではなく、声に出して“伝える感覚”を体で覚えるトレーニングに変えるだけで、話せる感覚はぐっと近づいてきます。


おわりに:話せないのは、あなたのせいじゃない

長年英語を勉強してきたのに、思うように話せない——
そんなもどかしさを抱えてきた方に、私は心からこう伝えたいです。

「話せないのは、学び方が“通じる方向”に向いていなかっただけです。」

発音も、話す感覚も、今から身につけることは十分可能です。
むしろ大人だからこそ意識的に気づき、修正できる力があるとも言えます。

もし今、英語に対して不安や壁を感じているなら、それは「今から変わる準備ができているサイン」です。
学び方を少し変えるだけで、英語は“伝わる道具”としてあなたの味方になります。


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方向性を整えて、一日も早く「通じる英語」を手に入れられるよう心から願っています。

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