〜ネイティブのように話せなくても、「伝わる英語」は手に入る〜
はじめに
「正しく発音しているのに、なぜか通じない」
「何度も聞き返されて、会話が続かない」
そんな経験、ありませんか?
英語が通じないと、自信を失い、話すのが怖くなってしまう人も少なくありません。
でも、それはあなたの発音が“悪い”からではないかもしれません。
本記事では、発音指導のプロとして数々の改善事例に関わってきた視点から、
「通じない英語」を「伝わる英語」に変えるための5つの視点を、実体験や練習方法とともにお届けします。
1. 通じないのは「発音」ではなく「音の伝え方」
▷ 伝わらない英語の正体
多くの学習者が見落としがちなのが、「発音」と「伝わり方」は別物だということ。
英語では「口の形」や「声の響かせ方」が、相手に届く音を決めます。
たとえば、
日本語は口の中をあまり大きく動かさず、平面的な音で話しますが、
英語は立体的に口を開き、空気の振動を前に押し出すように話します。
▷ 実例:言えているのに通じない”Thank you”や”Three”
“Thank you”や”Three”のようなTHの単語を何度言っても聞き返される・・・という人は、
舌先が歯にしっかり当たっていない and/or 空気が抜けていない可能性があります。
2. 聞き返される人には「通じない発音のクセ」がある
▷ 通じにくい音にはパターンがある
聞き返される原因は、実はランダムではありません。
多くの人が共通して持つ“通じにくい発音パターン”があります。
- 語尾を飲み込んでしまう(「cat」→ “ca”に聞こえる。 “t”が発音できていないため)
- アクセントの位置が間違っている(「present」→名詞と動詞でアクセントが違う)
- 抑揚がなく平坦なイントネーション
▷ 自分の音の癖を把握する方法
最も簡単なのは、「録音して聞き返すこと」です。
客観的に聞くことで、自分では気づかなかった“消えている語尾”や“抑揚のなさ”に気づけます。
もし「録音は苦手」という方には、「発音チェックアプリ」や、
実際にコーチからのフィードバックを受けるのも効果的です。
3. 大人でも「音のクセ」は変えられる
▷ 大人は変われない、は誤解
「子どものほうが耳がいい」「もう大人だから遅い」とよく言われますが、これは一部誤解です。
▷ 習慣を変えるために必要なこと
- 自分のクセを“言語化”して把握する
- 1日5〜10分の集中トレーニングを継続する
- 声を出す練習に加え、鏡を見て口の形を再現する練習を取り入れる
4. 目指すのは「完璧」より「伝わる」発音
▷ ネイティブのように話す必要はない
「全部ネイティブのように話せなければ恥ずかしい」と思っていませんか?
でも、実際の会話では“通じればOK”です。
日本人がネイティブのような発音を100%目指すのは、かなり高いハードルです。
▷ 伝わる発音の押さえどころ
- 強弱(ストレス)をはっきりつける
- 内容語(名詞・動詞・形容詞など)はしっかり発音する
- 機能語(冠詞・前置詞など)は音を軽く流す
5. 発音を変える第一歩は「耳を鍛えること」
▷ 聞こえない音は出せない
正しい発音を身につけるには、「まず聞き取れるようになること」が大前提です。
たとえば、日本語にない「th」の音や、「r」と「l」の区別は、耳が育っていないと再現できません。
▷ 聞く力の鍛え方
- ネイティブ音声をシャドーイングする
- 一語一語の違いを意識してディクテーションする
- 鏡を見ながら自分でも真似してみる
「聞く → 意識する → 真似て出す」のサイクルが、発音習得の基本です。
おわりに:伝わる英語は「誰でも、何歳からでも」手に入る
英語は“音の言語”です。
だからこそ、発音が変わると、英語との距離感も、世界との距離もグッと縮まります。
✔︎ 音を出す技術だけでなく、届ける感覚を磨く
✔︎ 聞き返される原因を知り、対処法を学ぶ
✔︎ 大人のクセでも正しく続ければ変えられる
✔︎ 伝えることを優先して、完璧を目指さない
✔︎ 耳から整えて、発音力を底上げする
この5つを大切にしながら、あなただけの「伝わる英語」を育てていきましょう。
始めるのに遅すぎることはありません。
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